整体と整骨の違い

「腰が痛いけれど、整骨院と整体院、どっちに行けばいいの？」 「名前が似ていて違いがよく分からない」

街中には多くの治療院がありますが、「整骨院（接骨院）」と「整体院」の明確な違いを知らないまま通っている方は意外と多いものです。 しかし、この2つは**「保有資格」「保険適用の有無」「得意な症状」**が全く異なります。

選び方を間違えると、「保険が使えると思ったら全額自費だった」「マッサージをしてほしかったのに電気治療だけだった」といったミスマッチが起きてしまいます。

この記事では、整骨院と整体院の違いを分かりやすく解説し、あなたの症状に合った選び方をご紹介します。

1. 【一覧表】整骨院と整体院の決定的な3つの違い

まずは、両者の違いを一目で比較してみましょう。

2. 整骨院（接骨院）の特徴：「ケガ」のスペシャリスト

整骨院（または接骨院）は、国が認めた医療類似行為を行う施設です。

① スタッフは「国家資格」保持者

施術を行うのは、「柔道整復師」という国家資格を持つ専門家です。解剖学や生理学など、国が定めたカリキュラムを3年以上学び、厳しい国家試験に合格しています。

② 条件を満たせば「健康保険」が使える

整骨院の最大の特徴は、健康保険が適用されることです。ただし、いつでも使えるわけではなく、**「原因がはっきりしている急性のケガ」**に限られます。

• 保険対象： 骨折、脱臼、捻挫（ひねった）、打撲（ぶつけた）、挫傷（肉離れ）
• その他： 交通事故によるケガ（自賠責保険）や、労災保険も取り扱っています。

③ 施術の内容

痛めた患部の回復を早めることが目的です。電気療法、温熱・冷却療法、テーピング固定などが中心となります。

3. 整体院の特徴：「慢性痛・バランス」のスペシャリスト

整体院は、体全体のバランスを整えることを目的とした施設です。カイロプラクティックやリラクゼーションサロンもここに含まれます。

① スタッフは「民間資格」または無資格

整体師には法的な国家資格はありません。各団体やスクールが認定する民間資格を持っていることが一般的です。（※中には理学療法士などの国家資格者が自費で開業している整体院もあります）

② 保険は使えず「全額自費」

整体は医療行為ではないため、健康保険は使えません。その分、料金は少し高くなりますが、国による施術内容の制限を受けないというメリットがあります。

③ 施術の内容

「肩こり」「慢性腰痛」といった保険適用外の症状に対して、全身をもみほぐしたり、骨盤矯正を行ったりと、時間をかけて丁寧な施術が可能です。

リラクゼーション目的から、根本的な体質改善、美容目的（小顔矯正など）まで、院によってコンセプトが多様です。

4. 【症状別】あなたはどっちに行くべき？

まだ迷っている方のために、具体的なケース別の選び方をまとめました。

「整骨院」に行くべき人

• 重い物を持って腰を痛めた（ぎっくり腰）。
• スポーツ中に足をくじいた、転んで打った。
• 交通事故にあって首が痛い（むち打ち）。
• 寝違えて首が回らない。
• とにかく安く、ケガの処置をしてほしい。

POINT：「いつ、どこで、何をして痛めたか」が言える急性の痛みなら、整骨院へ行きましょう。

「整体院」に行くべき人

• 昔から肩こりや腰痛に悩んでいる。
• 「検査で異常なし」と言われたが、体がだるい。
• 猫背や骨盤の歪みを治したい。
• 産後の骨盤矯正をしたい。
• 60分たっぷり全身をマッサージしてほしい。

POINT：

慢性的な疲れや、姿勢の改善、リラックスを求めるなら、整体院へ行きましょう。

まずはお気軽にご相談ください

「整体に行くのは初めてで不安…」という方も大丈夫です！
当院では完全予約制で、一人ひとりしっかり時間を確保し、丁寧にカウンセリングを行います。

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